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VISIONビジョン

~スポーツ科学を使い、動ける子ども・動ける日本人を育成する~

日本のスポーツ界に足りない「分析」=「スポーツ科学」を主軸に、
トレーナー・研究者・栄養士が一丸となって、未来のアスリートを育てます。

PROFILEプロフィール

PROFILEプロフィール

山下 典秀

  • 株式会社日本スポーツ科学 代表取締役
  • 特定非営利活動法人 日本プロトレーナー協会 理事長
  • 公益財団法人 日本オリンピック委員会 強化医・科学スタッフ
  • スポーツ科学 イノベーター

精神論・根性論が美徳とされる日本のスポーツ界。

現在世界で活躍する日本人トップアスリートの多くは、彼らの感覚と経験が生んだいわば偶然の産物であり、第二の本田圭佑選手、第二の大谷翔平選手を育成するには、日本のスポーツ界を根本から変える必要があると感じています。

競技や試合で結果を残すためには、もちろん感覚や経験も重要です。しかし、結果を残し勝ち続けるためには、それだけでは足りない。

「スポーツ科学」の要素が必要なのです。
感覚や経験に加え「分析」をし、正しい測定、正しい解析を行うこと。
そして、蓄積したデータを元に行う個々に合った効率的なトレーニング。
これが、日本のスポーツ界を底上げする答えだと、わたしは考えます。

日本スポーツ科学は、スポーツ科学の観点から日本のスポーツ界を牽引し、未来のアスリートを育てます。

スポーツ科学が当たり前の世の中に…

どうして日本スポーツ科学は生まれたのか
どんな未来を見据えているのか
日本スポーツ科学が掲げるビジョンとは…?

代表取締役・山下 典秀氏にその熱い想いを聞いた。
インタビュアー:鈴木 さくら(ウェブライター)

―『アローズジム』や『アローズラボ』を展開する日本スポーツ科学。
スポーツジムとしても研究施設としても独自路線を走っていますが、そもそもなぜこのような会社を立ち上げられたのでしょうか?

わたしは元々スポーツトレーナーとして、プロチームやオリンピックの日本代表チームに帯同し、選手をメディカル面でサポートしていました。

2008年北京オリンピックの際、海外のオリンピックセンターを見る機会があり、そこである光景を目の当たりにしました。

海外のオリンピックセンターは日本のスポーツ機関とは違い、研究者がいたり、科学者がいたり、様々な人間がチームを組み選手をサポートしていました。日本のスポーツ界に蔓延している精神論・根性論はそこには無く、科学的要素を取り込みチームで選手を支えているのが衝撃的でした。

日本のスポーツ界に必要なのはこの環境だ。
よし、自分たちがこれを作ろう。

そう思ったのが、日本スポーツ科学の起点です。

―そこで山下社長が見た「科学的要素」が、御社の掲げる「スポーツ科学」に繋がってくるわけでしょうか?

その通りです。

わたしたち日本スポーツ科学は、選手の身体能力や適正、効率的に成果を出すための測定・分析を行う研究施設『アローズラボ』。そして、アローズラボで得たデータを元に科学的トレーニングを行うスポーツ塾『アローズジム』を展開しています。

この2つは、どちらもスポーツ科学の観点から選手をサポートしており、スポーツ科学は欠かせない要素になっています。

―あえてお聞きします。スポーツには、生まれ持った身体能力や感覚など、スポーツ科学以外にも重要な要素がいくつかあると思います。そんな中、なぜ山下社長は世間一般に認知されていないスポーツ科学の分野を切り開こうとされたのですか?

これはスポーツ以外のこと…ビジネスや人生でも当てはまる式ですが、

感覚 + 分析(サイエンス) = 経験

この式なくして成功に導くことはできません。

感覚はもちろん大事。でも、感覚のみに頼っているのでは、当たりかはずれかバクチでしかない。そこで分析を足す。そうすると、半年・一年経って経験となる。
スポーツは特に感覚と経験が重んじられます。そこで、スポーツに足りない大切な要素“分析(サイエンス)”を取り入れる必要があると感じ, スポーツ科学を軸としました。

アローズジム・アローズラボはこの式を具現化した場所でありたい。そしてまた、世の中に広く認知される場所でなければならないと自負しています。

―確かにスポーツでも、スポーツ以外のことでも当てはまる式ですね。しかし、そんな重要な要素が日本ではまだまだ広がりを見せていないのはなぜしょうか?

以前に比べれば、スポーツ科学の認知度は高まってきました。ですが、スポーツ科学という言葉は知っていても、それを正しく伝えられる人はかなり少ないです。

まずそもそも、スポーツ科学を活用した測定を受けられる場所があまりありません。
国や県のスポーツ施設で受けられるところもありますが、実際に受けられるのは県の代表選手やユースのトップ選手のみ。

そして測定を受けられたとしても、結果を詳細にフィードバックできる人はもっと少ない。監督やコーチでもデータを読める人はなかなかいないため、せっかく測定しても現状把握やトレーニングに落とし込めずに終わるのです。

一方、研究者も難しい研究を机上の理論で進めがちなので、現場とのギャップは大きくなるばかり。
これが日本でスポーツ科学が広まっていない原因のひとつだと考えます。

そこで、アローズラボでは、これらの測定・分析・カウンセリングをパッケージ化したスポーツ版人間ドック『スポーツドック』を展開しています。

―日本スポーツ科学は、この実態を受けスポーツドックをもっと一般的なものにしようと?

はい、スポーツドックはもっと気軽に受けられるものにしたいし、そうしない限り日本に第二の本田圭佑選手は生まれません。

先ほども申し上げた通り、代表選手やユースのトップ選手、プロスポーツ選手になったらスポーツ科学による測定を受け、結果を知ることができます。
しかし、残念ながら現状日本には結果を残す選手のデータを継続して取ることができない。結果を残すようになるまでのプロセスが明確にわかれば、第二の本田圭佑選手を育成することも可能となる。データの数が揃ってくれば、傾向も見えてくる。

人間ドックが一般的に行われているように、スポーツドックも子どもの頃から気軽に受けに来てほしい。それを実現することによって、日本のスポーツ界も今後発展していくと確信しています。

―最後に、日本スポーツ科学のビジョンを教えてください。

スポーツ科学を使い、動ける子ども・動ける日本人を育成する!

スポーツ科学が当たり前の世の中にするために、全国へと羽ばたいていきます。

―山下社長、ありがとうございました!